意外と知られていないパッケージフリーな除湿剤

2026年03月22日

市販品と同じ中身。省資源で手間が少なく見た目も⚪︎

塩化カルシウムをキログラム単位で購入し、手持ちの瓶に入れて除湿剤として使っている。

湿気を吸って水が溜まるタイプの除湿剤は、市販品も中身は同じく塩化カルシウム。
個包装になった製品を何度も買うよりも、塩化カルシウムをまとめ買いした方が使い捨てのパッケージごみを減らせる。

こういう製品と基本的な中身は同じだよ

塩化カルシウムの良いところ、注意するところ

塩化カルシウム自体は自然界に存在する生分解性の物質。融雪剤として一般に売られているものでありホームセンターなどでも手に入りやすい。

炭や生石灰などに比べて除湿力は強力。天日干しもいらないし電気も使わない。干して繰り返し使用できる吸湿ポリマー系のエコ商品にも取り替え寿命はありごみになる。置ける場所であればやっぱり塩化カルシウムがむだがないと思う。

粒が溶けたら水を捨てて中身を補充するだけ。

個人的にプラスチックの除湿剤容器がどうしても好きになれなくて、角のとこに置いてあるのが目に入る度に嫌だった。捨てるときにハサミで切って分別する作業も気が乗らなかった。
ガラス容器に変えたことで愛着を持ってメンテナンスできるようになり気分が良い。

直接触れないこと

自然界に存在する物質といっても濃度が濃いので、皮膚に触れることで炎症を起こす危険性がある。ペットや子どもの手の届く場所には置かないこと。
また、金属を腐食させたり植物を枯らすので、使用後の溜まった水を庭に撒いたり再利用しないこと。

こぼれない容器も作れる

市販品の場合は蓋や背面に「湿度は通すが水は通さない」性質のフィルムが貼られていて水がこぼれないようになっている。
透湿防水シートと呼ばれるが、クワガタやカブトムシの飼育瓶に用いられる(らしい)「タイペスト」や建材に使われる「タイベック」などを購入して自分で好みの容器を作ることもできる。
市販品のを剥がして再利用しても⚪︎

ガラスキャニスターの蓋に穴を開けてタイベックを貼ってみた自作容器
「タイベック」は難接着プラスチック(ポリエチレン)なので、多用途接着剤ではなくプラスチック用接着剤が有効です
ちゃんと湿気が取れました

ちなみに「こぼれない容器に詰め替え」で言うと、過去には紀陽除虫菊株式会社が「湿気トルポン つめかえタイプ」というまさに!な製品を販売してたんだけど、廃盤になっちゃった…

使用量と価格

下記の量で100グラム。これを夏場の洗面台下などに置いて大体2〜3ヶ月持つと思う。

塩化カルシウムは多様なサイズが売られている。実験用の数グラムから融雪用の大容量25キログラムまで。
容量が大きいほどビックリするくらい割安になるけど、溶解しやすく保管が大変なので大量購入には注意。

(単位を間違えて購入してしまうギャグみたいな事故もマジで起こりやすい。250グラムのつもりが25キロとか。)

おすすめは500グラムから5キロ以下。1キロあたり500円前後で購入できると妥当だと思う。
しっかり密閉できる容器で保管する。保管しやすいペットボトル入りの製品もある。

大きいボトルを一度買えば再利用できて良いです。口がすぼまっているボトルだと容器に注ぎ入れるのも楽。

※「融雪剤」と探したときに塩化カルシウムではない成分の製品もあるので注意。

使用例

小さい花瓶で。洗濯機の脇に置いている
キッチンの調味料を入れている細い引き出し用。好きなサイズで作れるのが良い。

中身のメモは油性ペン

ちなみに、ガラスやホーローの保存容器には油性ペンで直接中身をメモすることができ、ラベルやマスキングテープが必要ない。消す際にはエタノール(除菌スプレーなど)を吹きかけてやるとスッキリ落ちる。